変動金利

変動金利は、主に銀行が企業向けの短期融資に使う短期プライムレートをベースにした「基準金利」から、各行が定める「金利優遇幅」を差し引いたものが、実際の「適用金利」となる仕組みです。
このうち定価の基準金利は、ほとんどの銀行で約7年間も2・475%で固定化されており、今の金融制度が導入された1996年以降で見ても、僅か0.5%の幅でしか動いてません。
一方、優遇幅は10年前1%程度だったものが、銀行間の金利競争が激化している現在は2%に迫る水準に拡大しています。
ここで重要なのは、変動金利の優遇幅は契約時の設定レートが最後まで維持されるということ。つまり、過去に変動金利で借りた人でも、現在の優遇幅拡大による低金利を享受できていないため、即借り換えるのが得策。固定金利で借りている人も、優遇幅が縮小されないうちに契約することが必須です。
そこで気になるのが、今後も基準金利が不動なのかどうかです。
その答えはまず、過去20年で僅か0.5%の幅でしか変動していない事実から推察できる。 また、日銀の金融緩和スタイルは当面継続される見通しで、そもそも銀行は基準金利を上げると企業向け融資の適用金利も上げることになる。
そのため、「よほど国内の景気が良くならない限り選択しづらい」と見る専門家は多いはずです。
今後、金利上昇局面が訪れるなら、銀行はまず優遇幅の縮小に動き、基準金利に手を着けるまでには相応のタイムラグと障壁があると考えていいと思います。

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